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「新バットマン」のために、さいたま市から池袋に移動。
アフロはさいたま市に住んでいて、人混みが苦手なため、都内に出掛けることは年間通して3回ぐらい?
でも都内でも特に人がわんさかいる、池袋に行った。1年以上待ち望んだ「新バットマン」を「グランドシネマサンシャイン」でみるために。
「新バットマン」のためだけといっても過言ではなく、シネマサンシャインのアプリの有料会員(といっても、年間500円)にもなった。
他の映画館とは一線を画した、他に類をみない映画館。
上映時間11時35分の回を予約したが、池袋駅に11時ちょうどに到着。
映画館がはいっているキュープラザ池袋は駅から徒歩4分だから、時間を持て余す心配もあった。けれど、電車の遅延やその他のトラブルを考えると35分前に池袋駅到着は遅いぐらいだ。
結論からいって、映画館の受付に辿りついたのが、上映開始15分前。
トイレに行って、映画を見る前の心の準備をするにはギリギリの時間で余裕はなかった。
いつも利用している、全てがワンフロアに収まっている映画館と同じように考えてはいけない。
ひたすら1人用のエスカレーターに乗って12Fまでのぼった。
エスカレーターの壁には歴代の映画のポスターが飾ってある。このビルは、5Fから上は映画好きのためにつくられている。
映画の上映を待っている間、そして映画を見終わってからも楽しめる仕掛けがなされていた。
とにかく、天井が高く開放感があり、この12Fの空間は数ある映画館の中でも圧倒的な存在だと思う。(他の映画館をほとんど知らないけど。)
写真の「ここIMAX」の部分が外から見た12Fだ。IMAXのスクリーンが巨大なのが外から見てもよくわかる。
他の階はワンフロアに、2~5つのシアターがはいっているが、同じ面積のフロアを12FはIMAXシアター1つに占領されている。
4・5F吹き抜けとなっているメインエントランスはとてもゴージャス。今まで見た映画館の中でもダントツだ。
天井から黒いものがたチラチラとたくさんぶら下がっている。HPの写真ではこんなものはなかったはず。なんだろう?
黒くチラチラしたものは、「モービウス}のコウモリだった。
これは天井からぶら下がっているものの一部。これをつくったスタッフの苦労がしのばれる。
ダークな通路の先には、ゴージャスなトイレ。(12F)
トイレは、受付の左奥にあった。とにかくダークな空間。こんなダークなトイレを見たことがない。
トイレの中は、ちょっとしたホテルのトイレのようなゴージャスなデザイン。この12階は大人が遊ぶ仕様に感じる、でも「名探偵コナン」もこのIMAXで上映されるようだ。子供であふれかえるのか。
そういえば、上映時間約3時間に耐えられるように、少しでも直前にトイレにいってから着席しようという作戦をとったからか、長い宣伝が終り間近の頃にドヤドヤと観客が入ってきた印象があった。
「新バットマン」レビュー
今回の新バットマンは、エンターテインメントの要素がうすく、一般的な娯楽作品ではないといえる。
上映時間が、休憩時間なしで約3時間という尺の長さから考えても、最初から見る人をふるいにかけて、我々に挑戦しているのだ。
映画全体に漂っているのは、ダークで退廃的な鬱々とした雰囲気。雰囲気だけでなく、画面がほぼずっと暗かった。
この監督マット・リーヴスの作品をみたことがない。とにかくアフロはノーラン監督の作品が好きなため、最初に監督がちがうことを知ってがっかりしたものだ。
クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ3部作が完成度が高く、その後のバットマン作品のハードルはとてつもなく高くなってしまった。
シリーズを通してバットマンはクリスチャン・ベールが演じていて、はまり役だったと思う。そこで、バットマンになって2年目のブルースウェンをロバート・パティンソンが演じるのにふさわしいのかと心配だった。
結果は、映画全体を通して、ロバート・パティンソンはアフロの理想通りのバットマンだった。クリスチャンベールと比較すると、冷静さに欠け感情を露にする場面があったり、線が細くて脆い感じがしたけれど、そこは「若き日のバットマン」で、まだ完成されたバットマンではないから当然と考えられる。
余計だと思ったのが、ちょとしたキャットウーマンとのラブシーン。まるでとってつけたかのように浮いていた。甘さなど必要ないのに。このシーンをいれなければもう少し時間が短縮できたはず。
カーチェイスのシーンをもう一度みたい。
そして今回の新バットマンを見ていて、一番テンションがあがったのがカーチェイスのシーン。バットモービルが、爆音と青白いライトを発しながら、むき出しのエンジンをふかし始めて(結構長い)期待感あおられまくり。
夜、しかも雨が降りしきる中、バットマンと敵の激しいカーチェイスは繰り広げられた。
この迫力のカーチェイスを日本一のIMAXで観れた幸せこの上ない。何といっても大画面で迫りくる映像と、身体に響くほどの重低音。実際にどれぐらいの時間だったかはわからないが、もっと長くみていたかった。
このシーンを見たいがために、もう1回映画館に足を運ぶことを考えるぐらい。
グランドシネマサンシャイン池袋は映画好きなら、1度は足を運ぶ価値がある素晴らしい映画館だと思う。
グランドシネマサンシャイン池袋 概要
映画の〆は、タカセのデミグラスソースのオムライスで決まり。
映画を見終わったあとは、すごい空腹がおそってきた。11時35分開始で終わったのが14時47分で、とうにお昼ご飯の時間を過ぎている。そして池袋駅前のタカセに急いだ。
エビフライ、ハンバーグと迷ったが、結局選んだのはオムライス。ケチャップでなく、デミグラスソースというのが決め手だった。
全体的に大きく、卵もフワフワで分厚くたっぷり。2個は絶対につかっている。
タカセはレトロな雰囲気で、男性の店員は黒の蝶ネクタイをしている。
実際に店の古さは否めないが、連れが注文したエビフライもたっぷりとした身がはいっていて、タルタルソースも十分な量があった。
映画館がはいっているキュープラザ池袋でも空腹を満たす店はあるけれど、タカセはちゃんとした洋食を食べたい時におすすめしたいお店だ。
山に行く途中、通ることはよくあるんだけどね~。なるべく早く通り過ぎるようにしている。